日本人エンジニア、中国自動車産業の発展を目の当たりに 河北省

日本人エンジニア、中国自動車産業の発展を目の当たりに 河北省

 【新華社石家荘6月29日】日本の九州出身の内野竜二氏(39)は2020年12月、中国河北省滄州市の経済開発区にある天津矢崎汽車配件の滄州支社に赴任した。自動車部品を手がける同社で品質技術部長として品質管理などを担当し、中国自動車産業の発展を目の当たりにしてきた。

 中国の発展には目を見張るものがあると話す内野氏は、経済成長に伴い国内の一般家庭の自動車需要が急増し、近年の中国自動車産業の目覚ましい発展はインパクトが強いと述べた。

 内野氏が考える中国で最も有名な自動車ブランドは比亜迪(BYD)で、BYDは車体デザインが多彩で価格も手頃なため、中国国内市場だけでなく世界中でも人気が高いという。

 中国車全体の印象については内装のデザインがシンプルでとても良く、特に運転中に目入るメーターのスマートさが印象的だと述べた。

 中国の新エネ車はここ数年、急成長を見せている。内野氏は両国の自動車メーカーが互いの強みを学び合いながら、ユーザーのニーズに応える車づくりを目指すことができると語った。(記者/張碩)

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