渋野日向子&勝みなみ組がマツケンサンバ披露も不完全燃焼? 「満足はいっていない(笑)」

3日目のプレーを終えた渋野日向子(右)と勝みなみのペア(撮影:GettyImages)

<ダウ選手権 3日目◇29日◇ミッドランドCC(米ミシガン州)◇6256ヤード・パー70>

ツアーで唯一、2人1組のチームで戦うこの大会。唯一の日本ペアである渋野日向子と勝みなみのコンビは、2バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「71」。トータル7アンダー・24位タイで3日目のプレー終えた。

2日目は、渋野が前半18番でホールインワンを達成するなど、大盛り上がりだったこのコンビ。3日目は1つのボールを交互に打つフォアサム形式で争われた。

10番からスタートすると、11番で初バーディ。しかし、17番でボギーを叩き前半のプレーを終えた。すると、折り返し後の3番でトラブル。勝の3打目がグリーン奥のブッシュ方面へ。4打目の渋野は空振りに終わり、このホールをトリプルボギーとなってしまった。それでも、4番では勝がバーディパットを沈めて1つ取り返すと、8番では渋野がロングパットを沈めてバーディ。この日のプレーを終えた。

大会を中継するWOWOWのインタビューに答えた二人は、「もう本当にマジ申し訳ない。もうマジでやり直したい」と勝は3番でのプレーを悔やんだ。続く4番のバーディパットについては、「なんとしても挽回しないといけないと思っていたので、パットが入って超安心しました。ちょっとでも貢献できればと思ったので」と安堵の表情を浮かべた。

日に日にコンビネーションが高まっている“黄金世代コンビ”。「チームワークはばっちりなのですけど、お互いをお互いのことを考えすぎて、パターが全然打てていない。やさしさの塊がすごい(笑)」と渋野は笑顔で話した。

そして、18番のあとには自分たちで決めたチームのテーマ曲「マツケンサンバII」が流れ、ダンスを披露したが、「橋の上で踊れずに、歩きながらになったので、脚とかもできなかったので、満足はいっていない(笑)」と不完全燃焼に終わってしまったようだ。

夕食は韓国の焼き肉・サムギョプサルを食べて英気を養うという二人。最終日はそれぞれのボールをプレーし、良い方のスコアを各ホールで採用していくフォアボール方式で争われる。「きょうは失敗ばっかりをして迷惑をかけたので、あしたはバーディをたくさんとって、貢献できるように頑張ります」と勝。渋野は、「お互いバーディを獲りまくって、名誉挽回できるように頑張りたいです」と意気込んだ。

© 株式会社ALBA