お巡りさんの依頼で手作り地図 佐世保の中学生3人 早岐署が感謝状 長崎 

(右から)山口巡査長と宮駐在所管内の案内地図を作製した浦さん、妹尾さん、茅原さん

 長崎県の早岐署は18日、宮警察官駐在所管内の案内地図を作製した佐世保市立宮中1年の浦姫華さん(12)、茅原莉愛奈さん(12)、妹尾大夢さん(12)に感謝状を贈った。
 同駐在所の前は小中学校の通学路。3人は、勤務する山口達己巡査長の優しい人柄もあって、小学校の頃から学校帰りに度々、駐在所を訪れていた。
 昨年10月ごろ、山口巡査長が3人に17年前の古い案内地図を新しく作り直さないかと声をかけた。地図作りを引き受けた3人は、土地勘を生かして地図に載せる名所や施設の場所などを記したり、魚やミカンの木の切り絵作業をしたりしながら、写真付きの新しい地図を今年3月末に完成させた。
 妹尾さんは「切り絵など細かな作業が大変だった。分かりやすく、見た目もカラフル」と出来栄えに満足そうだった。山口巡査長は「道を尋ねてきた人に地図を見ながら案内できるので助かっている」と話した。
 案内地図は、同駐在所に設置、事件事故や道案内などに活用するという。

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