子ども自身で片付けができるようになるために…整理収納アドバイザーが伝える習慣づけのポイント

リビング学習の場合は宿題するテーブルの近くに棚を設置したい

 授業や宿題、登下校など新1年生は小学校での生活にも慣れてきたころ。ただ、自宅で子どもが片付けてくれない-。そんな悩みを持つ親たちも多いのでは。ランドセルや学用品を子ども自身でお片付けできるようになるためのポイントを整理収納アドバイザーで、親・子の片づけマスターインストラクター村田理美さん(41)=福井県福井市=に聞いてみた。

自分で決めさせる

 「宿題をする場所の近くに教科書などを入れる棚を作ってあげるのがよい」

 村田さんによると、宿題を学習机でする場合は収納もセットとなるケースが多いため問題ないが、居間などで親に見守られながら勉強する「リビング学習」のケースでは、テーブルの近くに子ども専用の収納場所を設けるべきだという。教科書やその他の本、文房具を入れ、親の物を決して交ぜないのがポイント。出し入れしやすいようファイルボックスを使おう。

 また、こういった収納スペースを作るときには「子どもの意見を聞くことが大事」と村田さん。場所や何を収納するかを子どもと話し合いながら自分で決定させることで、「お片付けを意識して生活できるようになっていく」そうだ。

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