「ゴルフが大好きと思えた1週間」 西郷真央はルーキーコンビでトップ10入り

楽しそうに話す姿も見られた4日間。西郷真央は新たなゴルフの魅力に触れる一週間だった(写真は2日目)(撮影:GettyImages)

<ダウ選手権 最終日◇30日◇ミッドランドCC(米ミシガン州)◇6256ヤード・パー70>

今年から参戦する米国ツアーで、新たな絆を深める4日間になったようだ。西郷真央はソン・ユジン(韓国)とのラウンドを、トータル16アンダー・8位タイで終えた。

ともに昨年12月に出場した米ツアー予選会(Qシリーズ)を通過し海を渡ったルーキーコンビが、見事トップ10入り。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、西郷はツアーで唯一のチーム戦を、「改めてゴルフの楽しさや、自分がゴルフが大好きだなと思えた1週間」と振り返った。そして「こうしてアメリカツアーで出会った選手と力を合わせてプレーすることができたことはすごくうれしい」と、“相棒”への感謝の気持ちを言葉にする。

お互いがプレーし、いい方のスコアを採用するフォアボール方式で行われた最終日、西郷はボギーフリーのラウンドを続けた。ユジンがボギーを叩いた4番、8番を西郷はパー、バーディで切り抜け、相棒のミスを帳消しに。力を合わせる時間だった。「4日間通してショットはそこまで悪くなかった。上位でこういうフォーマットの大会で戦えたのはいい経験」。個人戦とは違うゴルフの魅力を感じ取った。

24歳のユジンも、22歳の西郷とのプレーについて、「日本人を選ぶこともできたなか、私とプレーしてくれてうれしかった」と話し、そして「また来年も一緒にプレーしたい」という希望も明かした。

これで「全米女子オープン」、「KPMG全米女子プロ」のメジャー2試合を含む5連戦も終わり。だが中1週を挟むと、すぐに次はフランスでのメジャー大会「エビアン選手権」(7月11日~、エビアンリゾートGC)を迎える。2年前は最終日に「64」を出し3位になっているが、昨年は予選落ち。酸いも甘いも噛みしめた大会だ。

「予選落ちした試合でもあるけどそこは考えない。いつも通り自分らしいプレーができれば」と、欧州での活躍を誓う。

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