沖縄県議会で米軍基地関係特別委員会 県警は非公表の理由を「被害者のプライバシーの保護」と説明

沖縄県議会では7月1日、米軍基地関係特別委員会が開かれ、警察は事件に関する沖縄県への情報提供が無かったことについて「被害者のプライバシーの保護」と説明しました。

県議会のアメリカ軍基地関係特別委員会には、県警の安里準刑事部長が出席し相次いだ米兵による女性への暴行事件について県に報告しなかった理由を説明しました。

▽安里準 沖縄県警刑事部長:
「公表されて報道された場合に被害者が自分のことと特定されることに不安や恐怖を感じた結果、捜査協力を得られなくなり捜査に支障が生じ、肝心の犯人の検挙が出来なく事も懸念されます」

一方で、米軍関係者の事件については、県民へ周知することは重要とし、非公表の事件を含む発生件数については県議会や警察のホームページで公表し、県から依頼があれば必要な情報提供を行っていると説明しました。

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