最低賃金898円改正へ審議始まる 賃上げ機運のなかで「現実的対応とのバランスを」【長崎】

長崎県の最低賃金は現在898円です。

最低賃金の改正に向けて話し合う審議会の初会合が行われました。

長崎地方最低賃金審議会には労働組合や経営者団体などから14人が出席しました。

長崎県の最低賃金は2023年に過去最大の45円引き上げた898円に改められました。

今年は賃上げの機運の高まりや物価の高騰もあるため、労働者側はさらなる引き上げを求める一方で、経営者側は統計調査に基づいて判断したい考えです。

深浦厚之 会長
「現実的な対応と目指すべきところのバランスをとって審議をしていきたい」

政府は2030年半ばまでに最低賃金を全国平均で1500円に引き上げることを目指しています。

審議会は今後、県内の雇用状況や7月上旬までに行われる中央最低賃金審議会の答申を踏まえて結論を出し、10月1日の発効を予定しています。

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