国際リニアコライダー＝ILCの国内誘致実現を目的にした講演会が1日、盛岡市で行われました。
岩手県ILC推進協議会が開いた講演会では、世界的な物理学者・カリフォルニア大学バークレー校の村山斉教授が講師を務めました。
ILCは素粒子を光の速度まで加速して衝突させて粒子を測定する大型実験施設で、北上山地が建設候補地として挙げられています。
村山教授は、ILCが宇宙や物質の誕生に関わる研究施設として期待されていると説明しました。
（村山斉教授）
「科学というのは人類共通のもので、世界から本当にたくさんの人が集まってくる。世界で共通するものを日本でできたらすばらしいなと思う」
村山教授は会場に集まったおよそ500人の聴衆に国内誘致のメリットを訴えました。
