長野県民に親しまれ、“信州の海"とも呼ばれる新潟県上越市の海水浴場。元日の能登半島地震による津波の被害を乗り越え、被災から半年がたった1日海開きに向けた安全祈願祭が開かれました。
上越市の「なおえつ海水浴場」で開かれた安全祈願祭には地元の関係者およそ20人が参加しました。
能登半島地震による津波で「なおえつ海水浴場」にある浜茶屋は7軒全てが被害を受けました。半年たった今も残る津波の爪痕…。
来場者の8割ほどが信州からですが、浜茶屋も資金繰りなどに苦しみ、今シーズンは5軒の営業になる予定です。
なおえつ浜茶屋組合 桑原尚二組合長
「津波の被害を見て心折れて今年はやらない、ここから撤退するという話もあったそういった中で、どうやって形に持っていくかだいぶ苦労しました。
津波という大きな被害がありましたけど、安心して来られるように安全対策をしますので、ぜひ遊びに来ていただきたい」
一方、上越市も海開きに向けて津波への“安全対策”を進めています。
上越市 中川幹太市長
「対策としてできるだけ上にすぐに逃げられるように避難用の階段を2つ付けてすぐに海水浴のお客さんたち従業員の皆さんたちが避難できるような対策をしています」
「なおえつ海水浴場」の海開きは7月13日の予定です。