なぜ?ナスの茂みにホオジロひな 南島原・宮田さんのビニールハウス内 長崎 

大きな口を開け、餌を求めるホオジロのひな=南島原市北有馬町(宮田さん提供)

 長崎県南島原市北有馬町の農業、宮田利彦さん(70)のビニールハウスで、ナスの茂みにホオジロが営巣し、4羽のひながすくすくと育っている。10年以上前からアスパラガスやナスのハウス畑に営巣しており、「また来てくれた」と喜んでいる。
 約2週間前、農作業中に巣を発見。雌雄の親鳥が交代で卵を温めていた。親鳥がせっせと餌を運んでくるたび、ひなたちは大きな口を開け、口移しで“ごはん”を食べている。
 宮田さんは「ヘビやカラスなど外敵を避けるため、ハウス横の空いたスペースから侵入し、営巣しているようだ。無事に巣立ってくれれば」と静かに見守っている。

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