糖度上々! スイカの競り始まる 一般参加も 長崎・琴海 西部青果市場

威勢のいい声が響いたスイカの競り=長崎西部青果市場

 長崎市琴海戸根町の長崎西部青果市場で1日、スイカの競りが始まった。恒例だった夜間競りは昨年から朝に移行。一般の人も参加でき、買い付け業者や常連客が見定めたスイカを競り落とした。
 同市場の弥永薫代表(83)によると、今年のスイカは天候に恵まれ、糖度が高くおいしいという。同日は地元琴海の長浦スイカや西海市西彼町産の露地物が出荷され、5L(12キロ以上)から2S(3~4キロ)まで約600個が並んだ。
 競りには約10人が参加し、生産者別に味見をして臨んだ。競り人を務める弥永代表が威勢のいい声で価格を呼び上げると、素早く反応して列(5、6個)単位で求めていた。西彼時津町浜田郷の鳥巣啓一さん(76)は、冷蔵庫に入りやすいようM玉を1列購入。「知り合いに配ると喜ばれる。あと1回は来たい」と話した。
 スイカの競りは午前8時からの農水産物の後に行われ、盆前まで続く。水曜と日祝日は休み。参加料は買い上げ合計の10%。問い合わせは同市場(電095.884.2569)。

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