「農業用水の節水に心がけて」コメづくりに最も水が必要な出穂期に向け節水対策を継続 宮城・大崎市の鳴子ダム

梅雨入りしたものの、宮城県内の降水量は平年を下回る状態が続き、鳴子ダムの貯水率も平年を下回っています。こうした中で、2日、関係自治体の担当者会議があり、農業用水の継続した節水に取り組むことを確認しました。

大崎市の鳴子ダム管理所で開かれた会議には、江合川流域の自治体で農地の管理にあたる職員が出席しました。

会議では、鳴子ダムは貯水率が6月2日に最も低い32.4%となり、その後、まとまった雨が降ったものの、現在も予断を許さない状況にあることが報告されました。

このため、コメづくりで農業用水が最も必要な7月下旬から8月にかけた穂が出る、出穂期に向け、節水対策に継続して取り組むことを確認しました。

鳴子ダム管理所 小嶋光博所長: 「これから水がますますいろいろなところで必要となるので、(農業用水の)節水に心がけてもらうとともに、ダムを有効利用してもらいたい」

鳴子ダム管理所では、農家に対し、農業用水の節水を呼びかけています。

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