カナダに花火師集結「勝つための戦略練った」 世界に挑む大曲の花火

 「大曲の花火」を「世界のHANABI」に―。熱い思いを胸に秘めた花火師たちが今月、カナダ・モントリオールで開かれる国際花火競技大会に挑む。欲しいのは「世界一」の称号。その先に思い描くのは、飛躍する大曲の花火の未来だ。(デジタル編集部・藤岡真希、2回続きの㊤)

 モントリオール国際花火競技大会は、6~8月にかけて行われる当地の一大イベントだ。1985年に始まり、毎年約300万人(主催者発表)が訪れる。今年の競技には6カ国の代表チームが出場。それぞれ30分の持ち時間で技を競う。

 大仙市の花火業者「和火屋」の久米川和行社長(50)と、響屋大曲煙火の齋藤健太郎社長(44)は昨年夏、会場で打ち上げの様子を目の当たりにした。

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