ランサムウェア攻撃で県民14万5000人分の個人情報漏えい 京都、徳島、和歌山など各地で被害相次ぐ

情報処理サービス会社「イセトー」がランサムウェア攻撃を受けた問題で、業務を委託している徳島県は14万5000人の個人情報が漏えいしたと発表しました。

近畿地方では、「イセトー」に委託していた自治体や企業で続々と情報漏えいが発覚しています。

■情報処理サービス会社「イセトー」ランサムウェアに感染 徳島で14.5万人分の個人情報漏えい

京都市に本社を置く情報処理サービス会社「イセトー」はことし5月にサーバーがランサムウェアによる攻撃を受け、取引先の個人情報が流出したと公表し、謝罪していました。

徳島県では「イセトー」に自動車税の納税通知書の作成を委託していましたが、県民14万5000人分の氏名や住所などの個人情報が漏えいしたということです。

■和歌山市や京都商工会議所 京都市などでも情報漏えい確認

また、和歌山市はおよそ15万件の市民の氏名や住所が漏えいしたと発表しているほか、京都商工会議所はのべ4万件ほどの会社名や口座情報の一部が漏えいしています。

このほか、京都市は「イセトー」に新型コロナワクチン接種の接種券の作成を委託していましたが、9人分の接種の画像データが漏えいしたということです。

© 関西テレビ