宮地エンジ、千葉工場増強 50億円投資、塗装工場など増設

 橋梁・鉄骨ファブリケーター大手の宮地エンジニアリングは、主力生産拠点の千葉工場(千葉県市原市)で大規模な設備増強に着手する。2021年度までの4年間に総額50億円程度を投じ、構内ヤードの整備や塗装工場の増設、新事務所棟の建設を進めていく。親会社の宮地エンジニアリンググループが8日に公表した。

 計画では、(1)構内ヤードの整備と効率化(2)塗装工場の再構築(3)新事務所建設―を3本柱に掲げた。(1)では構内ヤードの整備と仮組立から発送までの一連のヤード管理システムの構築により、構内ヤードの使用率を向上。構外ヤードを縮小することでコスト削減を図る。(2)では建屋増築と設備増設を含めて塗装向上を再構築し、能力と品質向上を目指す。

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