京都の「ちりめんナッツ」が代表に 伝統と革新のバランス絶妙

 東海・近畿ブロック予選は23日、岐阜市の岐阜新聞社で開かれ、京都新聞社推薦の「料亭のちりめんナッツ」を1位に選んだ。

東海・近畿ブロック代表に選ばれた「料亭のちりめんナッツ」

 160年近く続く老舗の料亭下鴨茶寮が、ちりめんさんしょうにナッツやドライフルーツなどを組み合わせて開発した新感覚のスイーツ。ちりめんさんしょうとナッツなどの味を両立させるための火加減が難しいという。

 お茶請けだけでなく、日本酒やワインのおつまみにも適している。和食、洋食どちらにも合い、栄養価も優れていて子どものおやつにも向くなど、幅広いシーンで楽しめるのが特徴だ。

 「伝統と革新のバランスが絶妙」「素材の組み合わせに意外感がある一方、素材の個性は抑制されていて上品」と評価された。8個入り1620円。

 高級ギターの素材と木材加工の技術を活用した「ギターモチーフの将棋盤・駒セット」(神戸新聞社推薦)は、駒の文字入れなど細部へのこだわりが評価され、投票では「料亭のちりめんナッツ」と同数。決選投票でも同数となり、投票者全員の協議の結果、惜しくも2位となった。

 (共同通信岐阜支局長 石井勇人)

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