まだ開幕2試合を消化しただけだが、今季からアーセナルを指揮するウナイ・エメリには厳しい視線が向けられている。マンチェスター・シティ、チェルシーに立て続けに敗れ、その戦い方が批判されているのだ。クラブOBのトニー・アダムス氏も不満を抱えている者の1人だ。
英『Daily Mirror』によると、アダムス氏は前指揮官アーセン・ヴェンゲルと似たようなスタイルでプレイしていることに疑問を抱いているようで、目立った変化が見られないことにフラストレーションを溜めているようだ。
「アーセンが去り、私は変化する可能性に興奮していたんだ。異なることをやるチャンスだったのだが、シティに対してはヴェンゲルのパフォーマンスだったね。GKも同じ、スタイルも同じ。クラブはまだヴェンゲルがやっていたようにビューティフルゲームとの価値観を失いたくないんだ。今のやり方で成功できるとは思わないね。他にもっと優れた選手を抱え、はるかに良いサッカーをし、我々よりお金も持っているクラブがあるのだから」
マンC、チェルシーとの試合においてアーセナルは後方からパスを繋ぐことを徹底していた。それが何度かピンチを招く原因となり、王者マンC相手にリスクが大きすぎる戦い方との批判が出ていたのだ。相手との戦力差を考えると、自分たちの哲学を変える時も必要だ。アダムス氏はビューティフルゲームにこだわらないアーセナルを期待しているのだろう。