【平成の長崎】韓国プロ野球のビングレ・イーグルスが島原キャンプ 平成4(1992)年

 活発な噴火活動が続く雲仙・普賢岳のふもとの島原市で春季キャンプを張る韓国プロ野球のビングレ・イーグルスが2月7日、島原入りした。
 島原市民や島原市職員らが詰めかけ歓迎式。「島原の安全性が国際的にも認められた」「観光復活の弾みにしたい」と喜んでいる。
 島原市役所で行われた歓迎式で鐘ケ江市長は「キャンプの実施で島原の安全性が国際的に認められる。観光都市としてうれしい」と感謝のあいさつ。鄭球団社長は「島原市は大きな被害があったが、活気に満ちているので安心した。以前、お世話になったお礼をしたい」と述べ、李康敦主将が今シーズンの健闘を誓った。
(平成4年2月8日付長崎新聞より)

島原市役所の女子職員から歓迎の花束を受けるビングレ・イーグルス一行=島原市役所

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