【平成の長崎】「おしゃべりポール」で安全に! 園児ら渡り初め 平成7(1995)年

 川棚署は東彼川棚町下組郷の町道に、音声で交通安全を呼び掛ける「おしゃべりポール」を設置。2月16日、関係者らを招き、渡り初め式をした。
 横断歩道の両側、高さ4メートルに設置されたポールは太陽電池で稼働。センサーで歩行者を感知し、合成音で「右、左の安全を確認して渡りましょう」とアナウンスする。システムは長崎県警が開発。西日本では初の試みで、改良を加えた上、長崎県内各地でも設置を進める予定。総工費は1組約10万円。
 式では、近くのみつば乳児保育園の園児ら約40人が元気に渡り初めをした。
(平成7年2月17日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

おしゃべりポールの音声が流れる中、横断歩道を渡る園児ら=東彼川棚町下組郷

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