チェルシーに欠けているFWの得点力 モラタ「今は良い状態にある」

チェルシーのモラタ photo/Getty Images

マウリツィオ・サッリの下でチェルシーは快調なスタートを切ったが、気になるのはセンターフォワードの得点力不足だろう。アルバロ・モラタ、オリヴィエ・ジルーの得点力には物足りない部分があり、エデン・アザールの得点ペースがストップすると危険だと言われている。

クラブとしては6000万ポンドとも言われる移籍金を費やしたモラタに得点を量産してほしいところで、モラタを復活させることはサッリに課された重要な任務の1つだ。スペイン『Cadena SER』によると、モラタもサッリのスタイルに満足感を示しており、前任のアントニオ・コンテに比べればやりやすいとコメントしている。

「今は良い状態にある。もっとプレイしたいし、もっと得点を決めたい。最も重要なのはチームが勝つことだけどね。今季の僕たちは相手ゴールに近いところでプレイするというコンセプトがあって、それをするためにもボールを保持する必要がある。僕たちがボールを支配するということは、相手はボールを持っていない。相手は多くのチャンスを作ることができないのだから、これは非常に重要なことだよ。選手たちはゲームを本当に楽しんでいる。ほとんどのゲームで僕たちは敵陣でボールを持っていて、これは良いことだよ」

コンテに比べてサッリのスタイルは攻撃的で、アタッカー陣にとってはボールに触れる機会も増えて面白いだろう。必然的にチャンスの数も増え、スタイルが完全に浸透すればモラタにもシュートチャンスが次々と訪れるはずだ。問題は決め切る力があるかどうかだが、ゴンサロ・イグアインやドーリス・メルテンスらナポリで様々なタイプのFWをフィットさせてきたサッリがどうモラタを変えるのか注目だ。

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