【平成の長崎】「させぼ五番街」開業 港に新たな商業拠点 平成25(2013)年

 佐世保市新港町の大型複合商業施設「させぼ五番街」が10月29日、グランドオープン。JR佐世保駅に近く、市が再開発を進めるウオーターフロントに新たな商業拠点が誕生した。
 現地であった開業式で、事業主体のエレナ(同市)の中村文昭会長が「博多、長崎に流出している消費者を引き留め、外部からの流入を促す店づくりに努める」とあいさつ。弟の國昭社長や朝長則男市長らがテープカットをして祝った。
 午前中から家族連れらが続々と詰め掛けた。県内初出店の21店を含むテナント83店の大半がオープニングセールを実施し、終日にぎわった。
 させぼ五番街は、エレナと中村商事(同市)でつくるエレナグループが定期借地権(30年間)付きの市有地に総事業費約50億円をかけて建設。鉄骨一部3階建て、売り場面積約2万2千平方メートル。年間売り上げは94億円を見込む。

テープカットで開業を祝う関係者=佐世保市新港町、させぼ五番街

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