石木ダム反対派が長崎市で抗議行動 署名活動、勉強会開催

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石木ダムの建設中止を訴え、署名を呼び掛ける会員ら=長崎市浜町

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画している石木ダム建設事業に反対する長崎市の市民団体「石木川の清流とホタルを守る市民の会」は1日、長崎市浜町のアーケードで抗議行動をした。

 同事業を巡っては、反対地権者13世帯の宅地を含む未買収地について、5月21日、県収用委員会が明け渡しを求める裁決を出した。そのため、長崎県はダム建設に必要な全ての土地を強制的に収用できる状況となっている。

 この日は会員10人が買い物客らに建設反対の署名を呼び掛け、「『合意の上での着工』の約束を守ろう」などと書かれたビラを配布した。

 一方、長崎市興善町の長崎市立図書館多目的ホールでは、ダム問題への関心を高めるための学習会が開かれ、約80人が参加。熊本県で建設中止となった川辺川ダムの事例を通じ、反対世論を高める住民運動の在り方などについて意見を交わした。

 4月の町議選でトップ当選した反対地権者の炭谷猛さん(68)は「石木ダムが必要ないことを町民目線で訴え、議会の中でも議論し、世論を形成していきたい」と話した。