フランス渡航後『新型コロナ』感染 20代女性の「濃厚接触者」2人の経過観察終える 1人は検査せず

長野県はきょう26日、フランスから帰国後に「新型コロナウイルス」への感染が確認された20代の女性(県内で4人目)の濃厚接触者2人の経過観察が終わったことを明らかにしました。

提供:国立感染症研究所

今月14日、松本保健所管内に住む20代の女性が「新型コロナウイルス」に感染したことが確認されました。女性は、今月2日から9日までフランスへ1人で渡航し、帰国後、下痢や嘔吐、37度台の発熱などの症状がありました。その後、女性は保健所に相談し、医療機関を受診、14日に検査の結果、「陽性」と判明しました。フランスで感染した可能性が高いとみられています。

県は、女性の「濃厚接触者」は、2人とみていて、その内、県内在住で別居している家族は15日、検査の結果、「陰性」とわかりました。もう1人の「濃厚接触者」は、症状がないことや接触の程度などから、検査はしなかったということです。2人については、その後、2週間の経過観察を行い、きょう終了しました。

女性は、現在も県内の感染症指定医療機関に入院しているということです。

なお、県内では、これまで5人の感染が確認されていますが、そのうち3人が退院しました。

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