【新型コロナ】川崎で14人感染確認 新宿のクラスター舞台出演者も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は16日、10歳未満から50代までの男女14人の感染が確認された、と発表した。中等症1人、軽症10人、無症状3人で、感染経路不明は8人。市発表の感染者は累計416人となった。

 市によると、中原区に住む10歳未満の男児は、保育士が感染して休園となった同区内の保育園に通っており、13日に発熱した。高津区在住の20代男性は集団感染が起きた東京・新宿の劇場で上演された舞台に出演。無症状だったが、検査を受けた。

 また中原区に住む専門学校生の20代女性は6日から13日までの日程で、同区の認可保育園で実習を受けていた。11日に味覚などに違和感があったが、13日も実習を受けた。同園は16日から当面、臨時休園する。市が15日夜、公表した。

 宮前区に住む会社員の40代男性、いずれも川崎市在住で20代の女性会社員と男子大学生、幸区に住む自営業の50代男性の4人は友人やバイト仲間、会社の同僚が感染していた。

 残りの7人は、いずれも中原区に住む会社員の30代男性と20代の主婦、高津区在住で会社経営の30代男性、川崎区に住む飲食店勤務の20代男性、宮前区在住で介護職の30代男性、麻生区に住む会社経営の20代男性、多摩区在住でアルバイトの20代男性。

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