全校生徒で「よさこい」披露 平戸・猶興館高 140周年記念体育祭

集団演舞で「よさこい」を初披露する生徒たち=平戸市、猶興館高

 長崎県立猶興館高(福田雅子校長、264人)の創立140周年記念体育祭が9日、平戸市岩の上町の同校グラウンドであり、全校生徒による集団演舞で初めて「よさこい」を披露した。
 同校は1880年創立。節目の年は、新型コロナウイルス感染防止のため、午前中だけのプログラム。台風10号の接近で、6日の日曜日から日程をずらした。
 「よさこい」は、平戸の伝統芸能「田助ハイヤ節」の要素を取り入れた振り付け。地元のよさこいグループ「風神社中」がダンス部員に指導し、振り付けがそろうよう、各生徒が学校や自宅で練習を重ねた。同窓会から贈られた法被姿で初披露し、見守った保護者らが盛んな拍手を送った。
 ダンス部前部長の友倉夕理さん(17)は「踊り終わって、みんなが『楽しかった』と言ってくれたのがうれしかった。この思い出を力にこれからも頑張りたい」と話した。

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