国勢調査員証紛失 県民に注意呼び掛け 長崎

 長崎県は10日、国勢調査員が2日に長崎市内で国勢調査員証を紛失したと発表した。個人情報などを聞き出す「かたり調査」に悪用されるおそれがあるとして、注意を呼び掛けている。
 県統計課によると、調査員証は首からかける身分証で、運転免許証程度の大きさ。調査員は14日からの調査票配布に備え、2日に同市内の担当地区を下見していたところ、午後2時半ごろ紛失に気づいたという。同課は再発防止のため、各市町担当課に厳正に管理するよう注意喚起した。
 国勢調査は国内全世帯が対象で5年に1度実施。県内では約7500人の調査員が調査票を各戸に配る。調査票の配布は今月末まで。同課は「調査員の訪問時には調査員証と腕章を確認してほしい。不審な点があれば、県統計課か各市町担当課に連絡を」と呼び掛けている。

 


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