松浦中央病院が完成 来月2日から診療

駐車場工事を残し完成したJCHO松浦中央病院。11月1日に開院する=松浦市志佐町

 独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、東京)が長崎県松浦市志佐町に建設していた「松浦中央病院」の落成式が14日、現地であった。11月1日に開院、診療は2日から開始する。救急指定病院、地域の中核病院としての機能が期待されている。
 JCHO伊万里松浦病院(佐賀県伊万里市山代町)の老朽化に伴い、昨年6月から松浦市役所北側の消防署跡地などに建設を進めていた。新病院は鉄筋コンクリート地上3階、塔屋1階建て、延べ床面積約7800平方メートル。診療科目は12科目、病床は67床。1階は外来、2階は病棟、3階には手術室やリハビリ、透析などの施設がある。総事業費は約38億円。一部駐車場が未整備だが、来年1月末までには完了する予定。
 落成式は神事で執り行われ、松下隆文JCHO九州地区事務所統括部長、友田吉泰市長ら関係者約20人が出席。神前に玉串をささげて新病院の完成を祝った。式後、新病院の院長に就任する萩原淳・伊万里松浦病院長(51)が「目指すは市民や周辺住民の健康づくり」とあいさつした。

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