島原道路など早期整備要望 3期成会、長崎県に

島原半島の道路網整備を要望する金澤雲仙市長(中央)ら=県庁

 島原半島の道路網整備を目指す三つの期成会が4日、長崎県庁を訪れ、雲仙市愛野-小浜町間を結ぶバイパスや地域高規格道路「島原道路」などの早期整備を県に要望した。
 要望書を提出したのは▽愛野・小浜バイパス建設促進期成会(会長・金澤秀三郎雲仙市長)▽島原半島幹線道路網建設促進期成会(会長・松本政博南島原市長)▽南島原工区地域高規格道路「島原天草長島連絡道路」建設促進期成会(同)。
 3期成会は、南島原市深江町から諫早インターチェンジを結ぶ全長約50キロの島原道路の早期完成を要望。半島南部の交通機能強化に向けて、愛野-小浜間のバイパス整備と島原天草長島連絡道路の早期事業化を求めた。
 対応した奥田秀樹土木部長は「近年は自然災害が多く、道路網は重要度を増している。どれも半島には大切な道路なので、協力して取り組みたい」と述べた。

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