DIY工具の収納方法。工具類を整頓するアイデアと自作スペースの活用法

DIY好きな人にとって工具は身近な存在ですが、扱い方を間違えると怪我をする恐れも。工具を安全に扱うためにも、使ったあとの収納や整理整頓に気を使いたいところです。今回は、工具を収納するアイデアを紹介します。

【100均アイテムも大活躍】ケースで整理する方法

100均ショップには工具の整理整頓に役立つものが数多くそろっています。収納力が高いアイテムがリーズナブルな価格で手に入るため使わない手はありません。工具以外のものをしまうアイテムも、アイデア次第で工具収納アイテムに早変わり。ここでは100均で手に入るケースを中心に紹介します。

ペンケースで小分けに収納

ペンケースはダイソーなどの100均で入手でき、中にはペンを種類ごとに整頓するための仕切りが付いている商品もあります。仕切りはネジなどの細かい備品を整頓するときにも活躍。ネジとセットで使う機会が多いドライバーと一緒にしまうと利便性が向上します。

ねんどケースも便利

ペンケースのほかにも、あぶらねんどなどを収納する「ねんどケース」も工具入れとして利用できます。ねんどが乾かないためのふたがついているため、大きなケースの中に重ねて置くこともできます。ペンケースに比べて底が深いので、厚さのある工具も収納可能。ケースが不透明で中身が判別しづらい場合は、名前用シールでラベリングすると便利です。

半透明収納ケースに入れて引き出し式に

100均では引き出し式のケースも入手できます。ケースのサイズや種類は多種多様なので、中に入れたい工具に応じてどの商品を買うか決めましょう。不透明な素材だと見た目はすっきり見えますが、中身がわかりづらいというデメリットも。半透明やクリアタイプのケースを選べば、いちいちラベリングをしなくても中を確認できるのでおすすめです。

やっぱり優秀。専用の工具箱を使う

種類や機能もさまざまな工具箱。最低限どんな機能が欲しいのか決めてから選ぶのが大切

ちょっとした修理や物作りのための少量の工具だけを持っているなら、つくりが簡単な収納ケースでしまえます。ただ、サイズが大きく重量のある工具をしまう場合は、100均ショップのケースでは不十分な場合も。そもそもサイズオーバーしていたり、重量にケースが負けてしまう場合もあります。値段は安くありませんが、さまざまな工具に合わせて対応できる専用の工具箱を使う王道な手段を選ぶのもいいでしょう。

一口に工具箱といっても、アタッシュタイプやトランクタイプなど種類があり、性能もさまざま。機能にこだわる分お金の負担も増えていくので、最低限どのような性能が欲しいのか決めてから選ぶといいでしょう。

管理が難しい電動工具の収納に最適

専用の工具箱は、管理が難しい電動の工具をしまうのに適しています。電動工具は、コードや電池などを必要とするので、管理がずさんだと感電や誤作動などの問題が起きます。最悪の場合、大きな怪我に繋がることも。専用の工具箱なら、感電を防ぐための防水機能などがついていて安全に管理できます。

DIYして自分にぴったりのケースを手に入れる

工具を収納するケースは、素材を購入してDIYするという手段もあります。既存のケースを使う場合は、自分の希望した条件に沿わないこともあるはず。収納ケースをDIYして自分好みにカスタマイズすれば、自分が求める理想の工具箱を手にできます。

作業スペースもDIY。おしゃれで使いやすい空間を実現

工具を使うということは、DIY好きに違いありません。自分の思い通りのおしゃれな作業スペースを手に入れたい方に、そのアイデア実例を紹介します。使っている工具や自分の作業スペースのタイプとマッチするアイデアを見つけて、理想の作業スペースを確保しましょう。

棚・ワゴンを作る

収納の基盤となる棚やワゴンを自作すれば、空間にぴったり合うものを用意できます。専門の収納家具を扱う会社に依頼する選択肢もありますが、たいてい自分で作るよりもコストがかかります。理想の棚やワゴンをリーズナブルに手に入れたいなら、自作することをおすすめします。

キャスター付きのワゴンで移動も簡単

junk.m.worksさんのインスタグラムより

たくさんのツールを扱うとき、ストレスの要因になるのが工具の移動。工具の量に応じてケースは重くなり、持ち上げて運ぶのに苦労することも。キャスターが付いているワゴンは、転がすだけで移動できるため、力があまりない人でも運びやすく便利です。既存のワゴンにキャスターを後付けするのもありですが、いちからキャスターつきワゴンを作って自分好みにカスタムするのも楽しいはずです。

扉付きのチェストですっきり

yupinokoさんのインスタグラムより

工具を見える形で収納すると雑多な印象になり、部屋が汚く見えることも。工具を扉付きのチェストにしまえば、すっきりとした印象にできます。チェストはインテリア性の高い家具なので、どこに置いても部屋の雰囲気を邪魔しません。使っている工具の数に合わせて棚板を増やせば、より使いやすくなります。DIYするものとしての人気も高いので、自分だけのオリジナルチェストを作ってみましょう。

壁面を有効活用する

壁面収納には、壁全体を収納スペースにできるというメリットがあります。使いやすい高さに収納家具を設置するなど、活用の仕方次第で利便性が向上します。

壁面収納アイテムには、工具収納に長けた商品がたくさんあります。壁面に直接釘を打ち付けるリフォームができない賃貸でも使える手段もあるので、どのような方法があるのか詳しく説明していきます。

端材などに釘を打ち付けて吊る収納を作る

切ったりして使わなくなった端材などを利用すれば、吊るす収納が作れます。作り方は簡単で、基本はホームセンターなどで入手した端材に釘を打ち付けるだけ。裏側に壁にひっかける部分を作れば、作った直後から使用できます。

ポイントは、釘や端材のデザインにこだわること。釘といっても大きさや形、素材などバリエーションがたくさんあります。よりおしゃれな素材を使用できれば、インテリア性を高められます。

有孔ボードを設置する

yupinokoさんのインスタグラムより

一定の間隔で穴が開いており、高い機能を持つ有孔ボード。壁面を利用して使える収納家具のひとつで、壁を傷つけずに設置できます。有孔ボードにあいている穴にフックを付けて吊したり、大きな工具が乗る台を付けたりでき、他のアイテムを組み合わせ可能。用途に応じて柔軟な収納スペースが確保できます。

ディアウォールを使用する

south_sodaさんのインスタグラムより

賃貸でも安心して壁に取り付けられる「ディアウォール」。柱の上下に突っ張って設置し、床や壁を傷つけずに壁面収納できるアイテムです。DIYで色を変えて、室内の雰囲気にあうようにリメイクする使い方もできます。

すのこをリメイク

hukurou2128さんのインスタグラムより

ホームセンターや100均で手に入る「すのこ」を利用すると、さまざまな形の収納アイテムにDIYできます。元々すのこは、間隔をあけて木材が打ち付けられたものなので、分解して板として扱いやすいアイテムです。すのこの種類によって頑丈さなどが違うので、収納するものに合ったすのこを材料にすると壊れにくくなり安心です。すのこDIYは初心者向けとはいえませんが、他の人が作ったアイテムをお手本にすれば素敵なものが作れるはずです。

ワイヤーネットを使う

nanpu_cycleさんのインスタグラムより

ワイヤーネットは小さく細々したアイテムを数多く収納するのに向いています。横と縦のワイヤーに引っ掛けるフックなどを組み合わせて使うことで工具の収納が楽になります。先述したような突っ張り棚タイプのワイヤーネットもあり、床や壁を傷つけずに設置できるので便利です。注意点は、ネットの素材がワイヤーなので、重すぎる物だと歪んでしまうことです。重量や大きさに注意を払い使用する必要があります。

© 株式会社プロポライフグループ