【新型コロナ】11日の神奈川、70代男性が死亡 130人の感染確認

 新型コロナ感染症を巡り、神奈川県内で11日、横浜市内の病院に入院していた70代男性の死亡が確認された。新たに10歳未満~80代の男女130人の感染が確認され、うち76人の感染経路が不明となっている。

 横浜市によると、亡くなった男性はクラスター(感染者集団)が発生した鶴見区の病院に骨折で入院し、発症後は別の病院で治療を受けていた。死因は新型コロナによる肺炎という。

 同市内のホストクラブでは、20代男性従業員3人の感染を確認。30代男性従業員の陽性判明を受け、市が集団検査を実施していた。

 川崎市では、クラスターが発生した市内の通所作業所に通う60代女性の感染が新たに判明。同施設に関連する感染者は利用者やスタッフなど計17人となった。

 臨床研修医の20代男性の感染が確認されたのは、国立病院機構相模原病院(相模原市南区)。接触した可能性のある職員20人と患者6人のPCR検査を行い、全員の陰性が確認された。同病院では10月下旬、患者5人、職員8人の感染が判明し、クラスターが発生。感染は終息したとして、今月4日から救急患者の受け入れを再開していた。

 横須賀市では、陸上自衛隊久里浜駐屯地に所属する自衛隊員2人の感染を確認。同駐屯地の感染者は4人になり、市は勤務などで接触したと考えられる30人を検査する方針。

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