【新型コロナ】神奈川県内、過去最多の147人新規感染 80代1人死亡も確認

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で12日、新たに10歳未満~80代の男女147人の感染が確認された。1日当たりの感染者数は7日の137人を上回り過去最多となった。うち42人が感染経路不明という。また、川崎市宮前区の80代男性の死亡が確認された。

 同市によると、死亡した男性は10月23日に陽性と判明。入院していたが、今月10日に新型コロナウイルス肺炎で死亡した。

 同市川崎区内の障害者のグループホームでは入居者2人と職員6人の計8人が感染し、市はクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 横浜市では、9月4日の86人に次ぐ84人を確認。市内の通所リハビリテーション施設の利用者や職員7人の感染が判明。同施設では既に5人の感染が確認されており、市はクラスターが発生したと認定した。クラスターが発生しているさいわい鶴見病院(同市鶴見区)では80代の女性患者が感染し、同病院の感染者数は計40人となった。

 横須賀市は今月8日に感染を公表した20代の防衛大学校の男子学生について、医療機関が発生届を取り下げたと発表した。濃厚接触者ら計84人も全員が陰性だった。

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