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長年にわたり被爆体験を語る活動に精力的に取り組んでいるとして、国際ソロプチミスト長崎ガーランド(林はるか会長)は、長崎市晴海台町の被爆者、山脇佳朗さん(86)に「社会ボランティア賞」を贈った。林会長が17日、市内で山脇さんに表彰状を手渡した。
女性の地位向上などを目指す同団体は、地域に根差したボランティア活動を続けている団体、個人などを毎年顕彰している。山脇さんは定年退職後の1994年に長崎平和推進協会に入会し、語り部活動を開始。独学で習得した英語を生かして国内外に被爆の実相を伝えている点などが評価された。
山脇さんは取材に「被爆者が原爆の惨状や身内を亡くした悲しさを伝えることが、核廃絶の一番の近道と思って続けてきた。受賞はほかの被爆者の励みにもなると思う」と語った。