新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は30日、入院していた70代男性が亡くなったと発表した。また、10~80代の男女26人の感染が新たに確認された。いずれも軽症または無症状で、12人の感染経路が不明。
市によると、亡くなったのは基礎疾患のある70代男性。11月14日に市内のクリニックを受診し、抗原検査で陽性と判明。市内の病院に救急搬送され、入院していた。死因は新型コロナによる肺炎という。
感染者26人のうち、70代男性は、クラスター(感染者集団)が発生した生麦病院(同市鶴見区)の入院患者。同病院の陽性者数は職員4人、患者5人の計9人となった。
感染経路が判明している14人中6人は、家庭内感染が疑われている。
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市は30日、25日と26日に感染を公表したいずれも70代の男性2人について、抗原検査で陽性だったものの、PCR検査で陰性が確認されたなどとして、医療機関が発生届を取り下げたと明らかにした。また、29日公表分のうち1人は28日に公表した30代女性と重複していたと訂正した。