バイクとイノシシが衝突 運転手重傷 県警が注意呼び掛け

 2日午後8時ごろ、長崎市福田本町の国道で、バイクとイノシシが衝突。運転していた市内の男性会社員(34)が胸の骨などを折る重傷を負った。県警は、山道では冬場、野生動物が飛び出してくることが多くなるとして注意を呼び掛けている。
 長崎署などによると、現場は片側1車線の山道で、周囲に街灯はない。男性は頭などを強く打ち、意識不明で病院に搬送された。現場近くには体長1.4メートルのイノシシが倒れており、その後死んだ。
 県警交通指導課によると、二輪車と動物の衝突事故は珍しく、衝突による転倒で大事故につながる恐れがある。同課は「寒くなると、獣が餌を求めて出てくる。特にバイクの人は、冬の山道は獣が出てくるものと思って注意してほしい」と呼び掛けている。


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