V長崎・新監督に吉田氏 コーチから昇格、J1目指す

V長崎の新監督に就任する吉田孝行氏(提供)

 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は21日、来季の監督にトップチームの吉田孝行コーチ(43)が就任すると発表した。3位だった今季の戦い方、メンバーをベースにJ1復帰を目指す考え方が妥当と判断し、内部昇格を決めた。
 吉田氏は現役時代に横浜フリューゲルスやヴィッセル神戸でプレー。神戸で指導者生活を始めてコーチ、ヘッドコーチを歴任したほか、2017年8月~18年9月と19年4~6月は監督として率いた。20年1月からV長崎のコーチを務めている。
 V長崎は手倉森誠監督(53)の退任を18日に発表していた。吉田氏の選出について、強化担当の竹元義幸テクニカルダイレクターは「チームの積み上げを考えて内部昇格とした」と説明。吉田氏はクラブを通じて「ファン、サポーターとともにJ1昇格を果たしたいと強く思っている」とコメントした。

 


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