地元の土産物店を応援 創見が思いに応え サイト作成・商品紹介

県産品などを紹介するサイトの画面

 新型コロナウイルス禍で打撃を受ける県内土産物店の商品などを紹介するインターネットサイトが完成した。長崎の経済を下支えしようと模索を続ける生命保険会社有志の思いに広告代理店が賛同し、形になった。
 メットライフ生命長崎本社(長崎市)の社員有志は、コロナ禍で客足が落ちた飲食店を応援しようと4月以降、テークアウトができる店の商品や価格を社内の会員制交流サイト(SNS)に投稿している。
 今回はその第2弾として、県産品を全国の社員に知ってもらう方法はないかと思案。取り組みを知った総合広告代理店の創見(同市)が、店舗と商品を紹介するサイトをボランティアで作った。
 サイトは一般公開し、カステラや酒など県産品を紹介。商品を購入する場合は各店のホームページに誘導する。有志メンバーの久保田真由さん(43)と里詩穂さん(35)は「長崎から情報を発信し、長崎を知ってもらうことが大切だと考えた。社外の人にも私たちの思いが波及し、うれしい。これからも企業間で互いに支え合っていきたい」と話した。
 サイトに掲載されている酒造会社「杵の川」(諫早市)の瀬頭信介社長は「コロナ禍でどの業態も苦労している中でサイトを作り、応援してくれて感謝しかない」と喜んだ。
 サイトのURLはhttps://www.sohken.shop/

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