こんな条例あったらいいな 「長崎の活性化」提案 高校生競う 活水女子大

田島さんによる「長崎あまかもん条例」のプレゼンテーション=長崎市、活水女子大

 長崎市東山手町の活水女子大で20日、「高校生条例案コンテスト」があり、県内5校の生徒が「長崎を元気にするアイデア」を競った。県立長崎北陽台高1年の田島浩嘉さんが提案した「長崎あまかもん条例」が最優秀賞に選ばれた。
 同大が初開催し、長崎新聞社が後援。114件の応募の中から、書類による1次審査を通過した11個人・グループが登壇。10分以内で画像も使ってプレゼンテーションをした。
 「長崎あまかもん条例」は、出島から広がった砂糖の文化や銘菓を「全国に誇れるもの」とPRし、食品製造業や観光業の活性化につなげるため、基本理念や政策を明文化した。購入キャンペーンは地元だけで使えるクーポン券を発行し長崎来訪を促す仕組み。ふるさと納税返礼品の詰め合わせ例や、応募や配送の方法、官民の協力態勢など、細かく具体的な内容で審査員の関心を集めた。ほかにも「昔遊び推奨条例」や「使おうで!長崎弁条例」など個性的な提案が出された。

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