ACミラン、偏見・差別撲滅を目指した新マニュフェストを発表 ガジディスCEO「新世代の文化形成を」

ACミランは偏見や差別撲滅に向けてコミットメントしていく新マニュフェストを発表した。

『RespACT』と題された新たなマニュフェストは、差別や偏見に関する「意識向上・教育・予防・協力」に重きを置き、新世代のファンを教育しサポーターの文化形成を目指している。マニュフェストには方針を推進してくためのイベント開催が記載されており、2021年2月20日の“ミラノダービー”では人種差別撲滅のアピールを行う予定だ。イバン・ガジディスCEOはインタビューで、新マニュフェストは長期的な取り組んでいきクラブのパフォーマンスを向上させていくと語った。

「これは私たちにとってだけでなく、試合に関わる全ての人にとってとても重要な事だ。私たちは多くのクラブと同様に、この分野で長い期間に渡っていい仕事をしてきた。"RespACT "と呼んでいるのは行動の部分に重点を置いてるからで、ハッシュタグや美徳表示ではなく私たちが抱える社会問題への対応を改善し続け、それらの問題に対処するリーダーシップを発揮するためだ」。

「サッカーは社会問題を反映しているのと同じくらい、文化、人種、性別などあらゆる側面の人々が共に働いている。だから人々にとっていい例になれると私は信じている。成功は進歩だ。私たちの仕事が終わったと結論に達する事はないだろう。社会には継続して取り組まなければならない深い問題がある。このマニュフェストの大事な部分は、その問題について話し合い気付く事だ。優れた組織としてより良いパフォーマンスをするために、差別撲滅に向け日々戦っている」。

ミランが差別撲滅を目指した新マニュフェストを発表※写真 Alex Livesey

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