長崎県内5市で計19人感染 26日発表、病院でクラスターなど

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎、佐世保両市と県は26日、5市で計19人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。重症者はいない。県内の感染者は計537人になった。
 長崎市は13人。クラスター(感染者集団)が発生している井上病院では、新たに入院患者2人、職員2人、退院した患者1人の感染が判明。同病院関連の感染者は計18人となった。退院後に発症した患者は、市文化観光部の男性職員。17日から入院加療し、24日に検査で陰性を確認して退院。25日に発熱の症状があり、再検査で陽性が確認された。
 佐世保市は3人。このうち1人は、既に3人の感染が判明している高齢者福祉施設の入所者。24日の検査で陰性だったが、発熱などの症状が続いたため再検査し、陽性が判明した。残る2人は30代女性と50代女性。クラスターが発生した市内の個人宅で、既に感染が判明している漁業の50代男性と60代女性のそれぞれ濃厚接触者だった。
 このほか、西海、大村、諫早各市でそれぞれ1人。西海市の1人は、クラスターが発生している「長崎セント・ノーヴァ病院」の関係者。同病院関連の感染者は計27人に増加。大村市の職業、性別非公表の40代は2週間以内に県外移動があった。諫早市の50代女性は24日に発熱し、25日に陽性を確認。濃厚接触者7人、接触者37人を特定し、検査を進めている。


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