強い寒気の流れ込みに伴い、長崎県内は31日、各地で今季一番の冷え込みとなった。30日からの降雪の影響で、一部では交通も規制された。冬型の気圧配置は1日まで続き山間部を中心に雪が見込まれ、長崎地方気象台は引き続き雪や路面凍結による交通障害、農作物への被害に注意を呼び掛けている。
同気象台によると、31日の最低気温(正午現在)は島原でマイナス1.4度、長崎市野母崎でマイナス1.1度を観測し、いずれも12月の観測史上最低。他の地点でも雲仙岳マイナス6.2度、対馬市鰐浦マイナス4.1度、大村マイナス0.7度などと、各地で冷え込んだ。
県内各地で雪が降り、降雪は長崎で1センチを記録。うっすらと雪化粧した光景が広がった。県災害警戒本部によると、県内で人や家屋への被害は確認されていないが、国道206号の日並大橋(西彼時津町)が全面通行止めとなった。
風も強く、30日から31日朝までの各地の最大瞬間風速(速報値)は、対馬市鰐浦26.5メートル、雲仙岳23.9メートル、長崎市野母崎23.7メートルを観測した。
長崎県大晦日 今季一番の冷え込み 島原でマイナス1.4度
- Published
- 2021/01/01 00:00 (JST)
- Updated
- 2021/01/02 09:33 (JST)
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