新型コロナウイルス感染症と大雪の影響で献血者が減少

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新型ウイルス感染症の影響により、新潟県内各地で献血会の中止や延期が相次いでいる。新潟県赤十字血液センターの資料によると、昨年4月から12月は当初予定していた会場(412台)に対し、約2割にあたる79台分が中止になったという。

このため街頭会場(スーパーやショッピングモール)を普段より増やしているが、直近では、先月17日に発令された新潟県の警報による外出・帰省・イベントの自粛、先月中旬および年末年始の大雪などの影響で、献血車の協力が減少している。

こうした結果、昨年12月は献血協力必要人数に対して協力率は98.3%、また1月に入り、1日から3日では70.9%に減少している(※)。

今週末も寒波の到来が見込まれ、献血車のさらなる減少が懸念されているという。

新潟県赤十字血液センターでは、十分な感染対策も実施し安心して献血に参加できる体制を整えていることから、献血の協力を呼びかけている。

◎新潟県赤十字血液センター

(※)2020年12月は献血必要人数5,006人(献血ルーム2,614人、献血バス2,392人)に対し、協力人数は4,925(献血ルーム2,624人、献血バス2,301人)人だった。また2021年1月1日から3日は、献血必要人数365人(献血ルーム254人、献血バス111人)に対し、協力人数は259(献血ルーム186人、献血バス73人)人だった。

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