【新日1・5東京ドーム】金丸&デスペ組がJrタッグ防衛 ワトは落第「口もなきゃ動きもねえ」

ワト(左)にレフェリーをぶつける金丸

5日の新日本プロレス東京ドーム大会で、IWGPジュニアタッグ王者のエル・デスペラード、金丸義信(44)組が田口隆祐(41)、マスター・ワト(23)組の挑戦を退け2度目の防衛に成功した。

ワトの619から田口のどどんスズスロウンと、挑戦者組の波状攻撃にさらされたデスペラードだったが、金丸が絶妙のタイミングでカットに入り決定打は許さない。

なおも攻撃の手を緩めない挑戦者組はワトのレシエントメンテ、田口のスライディングヒップアタックを仕掛けてくるが、ここで金丸がウイスキーの角瓶を持ち出し田口の気を引くことに成功。デスペラードはこのスキを見逃さず、ロコ・モノ(ナックルパート)を叩き込んでからのピンチェ・ロコ(変型バスター)で3カウントを奪った。

試合後の王者組はワトを〝集中口撃〟。金丸が「口もなきゃ動きもねえな。頭もなけりゃ何もないんじゃねえか? 若さだけじゃ通用しねぇぞ、オイ」と挑発すればデスペラードも「若さなんてのは、時間が経てばなくなって行くんだぜ。そんな武器を武器だと思っちゃいけねえよ」と罵った。

ともあれ盤石の防衛に成功した金丸は「見ての通り俺たちのチーム、確立してるからよ。どこのチームにも負けねえよ」とニヤリ。デスペラードは「次の挑戦者、来るんだったら出てこい。どうせ来ねえだろ」と勝ち誇っていた。

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