調べたら…新種のサメ 長崎ペンギン水族館で一般公開

長崎ペンギン水族館に展示されている「モノノケトンガリサカタザメ」

 調べたら新種でした-。長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)で飼育していたエイの仲間が、新種の「モノノケトンガリサカタザメ」だったことが分かった。
 長崎近海で漁師の定置網にかかり、同館が引き取った。当初は「トンガリサカタザメ」として飼育していたが、昨年9月、鹿児島市で20年以上飼育されていた個体が新種の「モノノケ-」だったとのニュースを受け、飼育員が調べた結果、丸みを帯びたひれなどの特徴が一致した。同12月から一般公開している。
 ユニークな名前は、頭部を裏から見るとお化けの白い三角布を想像させる外見に由来。生態などはまだまだ謎が多く、「長崎の海でどんな生活をしているか、チャンスがあれば調べたい」と担当者。


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