車検切れ 南島原市の公用車 気付かずに使用

 南島原市は8日、車検が切れた公用車1台を業務で使用していたと発表した。環境水道部衛生局が管理するし尿収集車で、車検の有効期限は昨年12月12日だったが、2人の職員が同23日から1月4日まで使い、計5日間で377キロを走行していた。事故はなかった。
 市によると、6日に市の公用車を管理する管財契約課の職員が「車検管理システム」で車検切れに気付いた。同局衛生業務課の職員が車検有効期限の満了日を見落としていたという。
 市は6日、道路運送車両法違反(無車検)に当たるとして南島原署に届けた。同課は「一昨年1月にも他部署で同様の事案が発生しており、繰り返し事態を招いたことを深く反省している。今後は車検満了日を記載したシールを目立つ場所に貼るなどして再発防止を徹底し、信頼回復に努める」としている。

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