昨季全休のプライスは「絶好調」 新天地デビューへ着々

デービッド・プライスは新天地・ドジャースでのデビューに向けて着々と準備を進めているようだ。日本時間1月13日、プライスは自身のTwitterでオフシーズンのトレーニング映像を収めた映像を添付して「絶好調だ!」とツイート。新天地デビューに向けて順調に準備が進んでいることをアピールした。プライスは昨年2月にムーキー・ベッツとともにドジャースへ移籍したものの、新型コロナウイルスのパンデミックのなかで出場辞退を選択していた。

プライスは昨年2月にベッツとともにレッドソックスからドジャースへ移籍。クレイトン・カーショウ、ウォーカー・ビューラーに次ぐ先発3番手として期待されていたが、7月に入って「自分自身と家族の健康を最優先に考え、今季プレーしないことを決めた」と出場辞退を発表した。プライス抜きでの戦いを強いられたドジャースだったが、トニー・ゴンソリンら若手投手がプライスの穴を感じさせない活躍。ベッツも攻守に見事な働きを見せ、32年ぶりのワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

デーブ・ロバーツ監督は昨年12月、「プライスが2021年シーズンに戻ってくるかどうかわからない」と発言していたが、プライスのツイートを見る限り、今季は戦列に戻ってくる可能性が高いと判断して良さそうだ。カーショウ、ビューラー、プライス、フリオ・ウリアス、ダスティン・メイ、ゴンソリンの6人で先発ローテーションの5枠を争うという非常に贅沢な布陣となる。

現在35歳のプライスは、レイズ時代の2012年に20勝5敗、防御率2.56、205奪三振の好成績をマークしてサイ・ヤング賞を受賞。2018年は自身9度目の2ケタ勝利となる16勝を挙げ、レッドソックスのワールドシリーズ制覇に貢献した。プレーした最後のシーズンである2019年は故障もあって22試合しか先発できず、7勝5敗、防御率4.28に終わっている。2年ぶりとなるメジャーのマウンドでどんなピッチングを見せてくれるか楽しみだ。

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