阪神ドラ1・佐藤輝明の際立つ「超人」ぶり テレビ局は早くも年末番組の〝皮算用〟

練習する姿もド迫力の阪神・佐藤輝

阪神のドラフト1位ルーキー・佐藤輝明内野手(21=近大)は2月1日のキャンプインを目指し、新人合同自主トレで連日ハードなメニューを消化している。

昨秋のドラフト会議で4球団競合の末に引き当てた黄金ルーキーだけあって、その注目度と存在感はピカイチ。15日に佐藤輝とティー打撃をともにしたドラ4ルーキー・栄枝裕貴捕手(22=立命大)は「スイングのスピードと力強さが僕とは違う。打撃においては(自分が)かなうレベルじゃない」と最敬礼。平田二軍監督も「ウチにはああいう豪快なティーをするヤツはいない。(ソフトバンクの)柳田のようなスイングだね」と破格のパワーと将来性に高い期待を寄せている。

そんな佐藤輝に熱視線を送るのは球界関係者だけではない。テレビ局関係者も「人気球団の注目ルーキーということに加え身長187センチ、体重96キロという堂々とした体躯は〝テレビ映え〟もする。年末のスポーツ系企画特番にはぜひとも出演オファーを送りたい」と既に食指を動かしている。

シーズンオフの年末年始には「プロ野球No.1決定戦 バトルスタジアム」などのアスリート系特番がめじろ押し。「関西学生野球リーグで本塁打記録を塗り替えたパワーに加え、70キロを優に超える握力。30メートル走でも4秒ジャストをマークする快足といい、佐藤輝にはアスリートとしての魅力が詰まっている。普段のペナントレースとは違う角度から、アスリートとしての佐藤輝の身体能力をお茶の間に届けたい。まずはシーズンでいい数字を残してくれれば、こちらとしてもオファーが出しやすくなる」(前出のテレビ局関係者)

首脳陣は佐藤輝の一軍キャンプ帯同と早期実戦投入を早くも明言。期待の新人の一挙手一投足から目が離せない。

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