火災半減、救急は微増　松浦市消防本部2020年概況

　長崎県松浦市消防本部は2020年中の火災・救急の概況を発表した。火災は7件（前年13件）で半減、死傷者はなかった。救急出動は1054件（同1038件）で微増だった。
　火災の内訳は建物、林野、車両、船舶各1件、その他3件。原因別では調査中を除き、枯れ草焼きからの延焼2件、原因不明2件など。損害額は1076万円だった。
　救急搬送の内訳は急病632件で全体の60％。次いで一般負傷172件（16.3％）、転院搬送168件（15.9％）の順。搬送人数は前年比5人増の968人で、市民の約23人に1人が搬送された計算になる。
　搬送者の年齢区分は乳幼児21人、少年29人、成人244人、65歳以上の高齢者674人。搬送先は松浦市内の医療機関270人（27.9％）、市外の医療機関698人（72.1％）。
　また、ドクターヘリの要請件数は115件（前年62件）で、ヘリによる搬送は49人（同28人）。救助出動は17件（前年13件）で、うち救助活動は12件。内訳は交通事故、水難、転落等各4件。