長崎県航空機産業クラスター協議会 ロゴ発表

協議会のロゴマークに決まった松尾さんの作品(県提供)

 長崎県内企業などでつくる県航空機産業クラスター協議会は25日、募集していたロゴデザインについて長崎市の会社員、松尾春文さん(33)の作品を選んだと発表した。本県航空機産業の世界への飛躍を感じさせるデザイン。今後、パンフレットや協議会ホームページ(HP)などで活用していく。
 協議会は2018年に発足し、78企業・団体で構成。県内企業を中核とするサプライチェーン(部品の調達・供給網)を構築し、最終的には大手メーカーから受注できる体制づくりを進めている。デザインは昨年9月から11月末にかけて募集し、県内の園児から68歳までの100人から142点の応募があった。デザインの専門家や協議会の会長らを交えて選考した。
 松尾さんの作品は、出島をモチーフに、「N」が飛行軌道を表している。普段、食品パッケージのデザインなどをしている松尾さんは、約2週間かけて案を考えたといい「選ばれてうれしい。少しでも航空機産業を盛り上げていければ」と話した。
 この他、優秀賞2人、特別賞5人を決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、予定していた表彰式は取りやめる。入賞作品は県のHPで見ることができる。

 


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