ヒロムがヒロミと緊急タッグ結成 地元・八王子でデビュー11周年記念興行だ

ヒロミ(顔写真)にタッグ結成を呼びかけたヒロム

東京スポーツ新聞社制定「2020年度プロレス大賞」の敢闘賞に輝いたのは新日本プロレスのIWGPジュニアヘビー級王者、高橋ヒロム(31)だ。東京スポーツ新聞社・酒井修代表取締役社長からトロフィーと表彰状を授与され、決意を新たにした。リング外ではユーチューブチャンネルでも発信を続けるジュニア新時代の旗手は、地元の東京・八王子にゆかりのある芸能人が参加する「八王子会」への入会を希望。タレントのヒロミ(55)に“緊急コラボ”を呼びかけた。

――プロレス大賞は初受賞だ

ヒロム うれしいですよね。でもやっぱり、目指すべきところは敢闘賞がMAXではないので。まずは選考委員の人の目には入ったのかなと。賞を取った次の年だし、今年はさらに注目してもらえるのかなと思ってます。

――日頃、MVPが目標と明言する

ヒロム ジュニアとしてのMVPは(1982年の)初代タイガーマスクが最後というのは寂しいなと。これだけジュニアにすごい人たちがいた中でも取れないんですから、その賞は興味深いですよね。あとはやっぱりベストバウトが取りたいです。

――「東京ドームのメインでIWGPジュニア戦」も新たな目標に

ヒロム 今年の1・5で可能性を感じましたね。(同王座戦が)東京ドームのセミ(ファイナル)って初めてなんじゃないですかね。近い将来できるんじゃないかと。MVPを取ればさらに注目されるわけですから、2022年の東京ドームはヒロムでいけるんじゃないかと。

――22年は団体旗揚げ50周年の節目だ

ヒロム 狙い目だと思いますよ。木谷(高明)オーナーの言葉を俺は聞き逃してないですからね。「50周年は(地上波)ゴールデンタイム放送のチャンスだ」と。ほっほっほぉ~、だったら俺が今年一気にズガンといけば…って勝手に妄想してますから。やっぱり夢ですよ。一般の人がチャンネルを回していて、そこにプロレスが映っている光景って素晴らしいなと。お、なんだこいつ、変なやついるな…。それが高橋ヒロムだったら最高です。

――21年の目標は

ヒロム 年内にやってしまうと死んでしまう可能性がありますけど、IWGPジュニアの最多防衛記録(V11)は狙えるんじゃないかなと。ずっと防衛して50周年を王者として迎えたいですね。最多防衛記録がヒート選手で止まっているのはやっぱり悔しいです。

――プロレス以外では

ヒロム ユーチューブで、早く外に出て騒ぎたいなという思いは強いですね。

――外に出られるようになったら何を

ヒロム 誰かとコラボとか…。同じ八王子で。あっ! 八王子会に出たいんですよ。ヒロミさんたちがやってる。俺、ヒロミさんと同じ中学校なので。なんで呼ばれないのかな~って。これはおかしいですね。八王子会に出て、八王子の観光大使を今年目指しますよ。

――地元に対しては異様なまでの愛がある

ヒロム やっぱり独特の八王子のにおいってものがあって。それをみんなに感じてもらいたいです。あれはもう…ノスタルジーですよね。高校時代のにおいというか。

――それは八王子で高校時代を過ごした者にしか感じられないのでは

ヒロム いや、これは世界中の人が来たとしても「ああ、これは…」というにおいが漂ってるんですよ。

――八王子会をきっかけに自身のユーチューブでのコラボも夢ではない

ヒロム 出ていただけるなら出ていただきたいです。ヒロミさんもユーチューブやってますし、出させていただきたいですし。フワちゃん? そりゃもう。ただあのー、混ぜるな危険もあるじゃないですか(笑い)。まずは八王子会に出て、こういうプロレスラーもいるんだって知ってもらった上で観光大使、そして八王子大会をやりたいですね。高橋ヒロムデビュー11周年記念興行です。

――だいぶ話が渋滞したがMVPとベストバウト、東京ドームのメイン、八王子会参加と観光大使が目標でよろしいか

ヒロム 今「新日本ジュニアの顔」と言ってもらってますけど、俺はさらに上を目指しますよ。プロレス界の顔、八王子の顔…いや、全てにおいての「顔」になれるようにしたいです。

☆たかはし・ひろむ 1989年12月4日生まれ。東京・八王子市出身。2009年に新日本プロレスに入門し10年8月にデビュー。16年11月に海外武者修行から帰国。17年1月4日東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王座を初戴冠して一躍トップレスラーに。20年は1・4ドームで3度目の同王座戴冠を果たすと、翌1・5ドームで獣神サンダー・ライガー引退試合の相手を務め、以後ジュニア新時代の旗手として目覚ましい活躍を見せた。必殺技はTIME BOMB。171センチ。88キロ。

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