南野が起用されないのは…苦境の原因を現地メディアが分析

我慢の日々が続く南野(ロイター)

イングランドプレミアリーグ・リバプールの日本代表MF南野拓実(26)が、相変わらずの苦境にあえでいる。3―1で勝利した直近のトットナム戦(28日)もベンチ入りしたものの、出番はなし。リーグ初ゴールを挙げた昨年12月19日のクリスタルパレス戦からリーグ戦6試合で出場時間は、わずか6分だけだ。

そんな状況を現地メディア「ラッシュ・ザ・コップ」は、トットナム戦の3人目の交代で投入されたのが、南野ではなく今冬の移籍がささやかれていたベルギー代表FWディボック・オリギ(25)だったことに着目し「オリギより序列が下になるのはこのチームのFWにとって死活問題。ベルギー人は余剰人員だというのに、南野をどこに残すというのか?」と指摘した。

同メディアは、ユルゲン・クロップ監督(53)が、オリギよりチームに多くをもたらすだろう南野を起用しないのかは詳しく説明しないだろうとした上で、この状況について推察した。「練習での努力不足というよりは、戦術的な理解不足である可能性が高いのではないだろうか」とした。南野は指揮官の戦術をより高いレベルで体現できるようになるのか。

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